バラの一番花が終わりいよいよ夏本番ですね。
バラは一年を通じ病気や害虫に狙われ、とても手間のかかる植物だと思われています。
確かに庭のローズマリーなどと比べれば葉っぱが黒くなったり白くなったり・・お手間のかかる植物ではあります。
この季節急に温度が上がったりする時はうどん粉病に注意です。うどん粉病って葉っぱや時にはつぼみが白くちじれてしまう一種のカビのようなもの。手軽な対策として、食酢や重曹などをうすめたもの霧吹き状にスプレーすることやベニカで対策したりしてますが、まめにみておかないと、あっという間に広がるようです。 多分空気感染するのだと思います。
そういう意味では梅雨などで雨が続くと洗い流されうどん粉病の発生は少しマシな感じです。 むしろ雨があがり湿度の高いこの時期に多発し一気に広がります。 一箇所白くなっていくと次々に感染してしまうので、こまめにとりのぞきお酢などを薄めたものをスプレーします。(お酢;ハイターを2;1の割合で水で薄めると効果がUPします)水はペットボトル500mlに大さじ2杯の酢、大さじ1杯の液体ハイターを混ぜます。 思いのほか効きますので是非お試しくださいませ♪
もう一つ、この季節は黒星病といって葉が黄色く、黒くなり枯れてしまう病気に良くかかります。
この病気もカビの一種だそうで、こちらは雨や水やりの土のハネなどで感染することが多いです。 なぜなら鉢植えで土の部分をマルティングしているバラにはほとんど見られないからです。
枯れた葉っぱはすぐに取り除きます。この葉っぱを置いておくとまたそこからカビ(菌?)が発生し葉っぱが育ちません。
害虫にも悩まされるところです。
以前モッコウバラ(黄色)を鉢植えで育てていたところ急に弱ってきたので地上にしようとひっぱるとなんとスッポンと抜けて根がほぼなくなっていました。 そして・・・な、なんと中からコガネムシの幼虫がゴロゴロと出てくる出てくる!!そりゃこれだけの幼虫のえさになれば根っこもつるつるになりますわ~って感じでした。
しかしこのモッコウバラ、地植えにして水をあげ、お手入れをした甲斐あって復活し毎年美しい花を咲かせてくれます。
根元対策には、ぱらぱらと株もとにオルトランという薬を春先にまいて対策していますが、以降コガネムシの被害は受けていません。
根元のコガネムシは結構大型のものでしたが、花の中にはマメコガネという小さなコガネムシがもぐりこみます。 このマメコガネ、なぜか白いバラがお好きのようで、新雪、ペネロープ、サマースノーといった白バラの中に多く入り込む習性があるようです。
対策にはスミチオンという液体の薬剤を水で薄め噴霧器で広範囲にわたりまきます。この作業は春に一回もしくは2回でかなりの害虫からバラを守ってくれます。 ただしこのスミチオンかなり匂いがきつく結構強いので手袋マスク、めがねなど、体にかからないように気をつけて作業します。
我が家のバラはこのほかチュウレンジハバチという、お尻がオレンジ色のバラの害虫の被害も多く、スミチオンは結構効くと感じています。
強い薬を霧状にしてまくのでできるだけ肌に直接つかないようしっかりとした対策が必要になります。噴霧器を使う場合は暑くても長袖の服を着て安全に注意してくださいね。
これ以外にも、蒸れないように剪定をするなど、やっぱりお世話のかかる植物には違いないです。
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